鳥の森



鳥の森




ある所に、一羽の黒い羽のカラスと一人の黒い髪の女の子がいました。


仲が良かったそうです。


ところがある日、一羽と一人は喧嘩をし、一羽は遠くへ飛んでいってしまいました。


女の子は数日間カラスに対する言葉をつぶやきました。


数日経ち、女の子はふと寂しさを感じました。


カラスに会いたくなりました。


今まで散々つぶやいた言葉は嘘のように忘れ、女の子はご馳走を作ってカラスを待ちました。


7日経ち、黒い羽のカラスが戻ってきました。


女の子はカラスを迎え入れご馳走を振舞いました。


するとカラスはご馳走には目もくれず女の子に向かっていきました。


あっという間にカラスは女の子の目を突つき、女の子の目からは血が出ました。


それから髪を引っ張り、腹を裂き、黄色い脂肪の塊を引きずり出しまだ暖かい内臓が姿を現しました。


致命傷を負い、女の子の意識は薄れてきました。


女の子はカラスに対する呪いの言葉をつぶやきながら死にました。


女の子が死ぬころにはあのカラスは居らず、家から数メートル離れたところに別の黒い死体がありました。


そこには枯れてしまった白い花をくわえた黒い羽の鳥がいました。


死後数日経っていたようです。







一言
死んでたカラスは初めのカラス。女の子を殺したカラスは違うカラス。
仲直りしようと花を持ってきたすれ違い。
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